雨の日に転倒するリスクが高いポイントは?
ツーリング中の雨が苦手であっても、出先で天候が変わってしまうと、どんなに気象条件が悪くてもライディングしない訳にはいかないもの。
シールド内に水滴が入ってしまった、スリップして滑りそうなになったなど、とにかく雨の日のバイク走行は危険です。
そもそも、初心者のバイク乗りは、雨天時のライディングにどんな危険が潜んでいるか想定できていないことも……。
だから、雨の日に転倒するリスクが高いポイントを事前に押さえておきましょう。
運転時は路面そのものが滑りやすくなっているので、慎重な運転を心がけてください。
鉄でできているマンホールのフタや、橋の繋ぎ目にある鉄製の部分などは、水に濡れると滑りやすくなる性質があるから要注意スポット!
特に、コーナリング部分にあるマンホールを雨天時に通過する際には、遠心力の力でより滑りやすくなっています。
さらに、意外な盲点が落ち葉です。
新緑や紅葉がきれいな落ち葉を眺めようとツーリングに出かけて、雨に降られて転倒するバイク乗りも珍しくはありません。
さらに、道路にペインティングされた白線なども滑りやすいので、雨の日にはできるだけ避けて走行しましょう。
雨の日に気を付けたいライディング時の注意点は?
急ハンドル、急ブレーキはグリップが不安定になり、スリップを招く原因です。
ほんのちょっとの急なハンドル操作が命取りになります。
余裕を持った運転を心がけて、ブレーキはいつもよりも早めにかけるようにしましょう。
マンホールやペインティングされている白線部分などを通過する時には、車体を立てて走行するだけでも、転倒防止になります。
水たまりを安定した走りで通過するには、アクセルは抑え気味で走ることがポイント!
雨の日にあると便利なバイクの装備は?
雨の日にバイクでこけてしまう原因のほとんどが、ライダー側の操作ミスです。
そうは言っても、初心者ライダーは慣れない運転時のライディングでパニックになりがち……。
そんな不測の事態にライダーを助けてくれる、バイクの装備がABS装置!
2021年のモデルからはABSが標準装備になっていますよ。
さらに、タイヤの横滑りを未然に回避する「雨天走行モード」が搭載された機種も誕生しているので、チェックしてみてはどうでしょう。
雨天時のシードル内の水滴対策におすすめのグッズは?
運転時に視界が悪くなるのは、湿気でシールドが曇ったり、水滴が付着するためです。
そんな視界不良に陥る前に、シールドの曇り止めや撥水コート剤を使用するのがおすすめ!
ミニボトルサイズのミストタイプの商品もあるから、移動先で雨になった時に、シールドにシュッとスプレーできます。
すでに撥水加工されたシールドや、レンズ部分が2重構造になっている、曇りにくい製品も販売されています。
これからヘルメットを購入する方は、シールド部分が防水加工されているかチェックしてみてはいかがでしょう。