小型二輪免許の取得率、2位は50代、1位は?
2015年時点で小型二輪免許の取得率は男性が23.3%、女性が61%ということが、ヤマハのアンケートにより判明しました。
「女性のほうが多いんだ」と、予想に反しているアンケート結果に驚く人は少なくないのではないでしょうか。
最近では女性ライダーによるツーリングの様子や小柄な女性でも乗りやすいバイクが販売されたりなど、女性がバイクに興味を持つきっかけは多くなっています。
五輪ピック元金メダリストの荒川静香さんやグラビアモデルで人気の壇蜜さんもバイク女子。
バイクの情報の中で女性が発信している情報を見るのは、今では珍しいことではないようです。
「小さいバイクで慣れてから大型に乗ろう」「大型は扱えるか不安」と考え、小型バイクからバイクに乗り始める人が多いのではないか、という予想をする人がいるかもしれません。
しかし実は大型バイクの所持率は20代がトップなのです。
アンケートでは大型バイクの所持率が14.9%の20代に対し、2番目に高い50代の所持率は11.6%ということがわかりました。
50代といえば、バイクに乗っていない期間があった人がライダーに戻ってくる年代です。
第二のライダー人生を始める年代よりも、バイク人生を始めたばかりもしくは2台目の購入を考える年代のほうが、大型バイクを所持しているのは驚きですよね。
バイクが人気になった背景
性別にかかわらず、幅広い年代の人々から愛されるバイクですが、その人気の裏側にはメディアの存在があります。
まず仮面ライダーです。
仮面ライダーがバイクを乗りこなして颯爽と現れ、エネミーを退治する姿は、少年少女がバイクに憧憬を抱くには十分です。
価値観の構成において重要な時期である幼少期、少年期に仮面ライダーを目にした人が、バイクに興味を持つというのは当然の流れと言えるでしょう。
次にYouTubeやTwitterなどを使って個人が情報を発信できるようになったことも、バイク人気を加速させた要因です。
情報発信の媒体が進化したことにより、個人だけでは収集できなかったバイクの情報交換が盛んにできるようになりました。
知り合いのバイカーやツーリングをした先で出会う仲間以外の仲間が作れるようになり、コミュニティが形成されていったのです。
ただし、20代の大型バイクの所持率が高いから大型バイクを選ぼう、気になるツーリンググループがみんな似たようなバイクを乗っているから似たようなバイクを選ぼう、などの理由で選ぶことはないようにしましょう。
バイクと一言にいっても出るスピードや音、性能などは全然違います。
自分の体型やこだわりたいポイント、用途などを考慮して選ぶようにしてくださいね。