パンクしていなくてもタイヤの点検は必要
軽く考えてしまいがちですが、事故を防ぐためにはタイヤのメンテナスが大切。
なぜなら、タイヤはライダーの命を支えていると言っても過言ではないからです。
もちろん、スリップ事故を防ぎ愛車とバイクライフを楽しむには、タイヤの溝のチェックも必要不可欠です。
タイヤの溝が減ったままだと転倒事故や、他人を巻き込む大事故につながる可能性もあります。
そんな事になってしまうと、パニックになってしまうし、バイクに乗るのが怖くなってしまうでしょう。
パンクのように明らかにタイヤの空気が抜けていれば、誰でも空気が抜けていると分かりますね。
だから、パンクしていないのに「タイヤのメンテナンスが必要なの?」と思う方も多いでしょう。
実は、バイクのタイヤは1か月で5〜10%も自然に減少します。
適正値よりも空気圧が低くいと、タイヤのたわみが大きくなってしまい、走行時の安定性が低下する原因に。
同様に溝が減ったタイヤは、ブレーキの効きが悪くなるので、転倒のリスクが高まり危険です。
タイヤの空気圧を点検しよう
タイヤの空気圧を測る「エアゲージ」と呼ばれる測定器を、カーショップやホームセンターで手に入れましょう。
メーカーにより値段は変わりますが、1,000円以下で購入できます。
タイヤに付いている「バルブキャップ」を外して、エアゲージを差し込んで空気圧を測定します。
空気がシュッと抜けているように感じられますが、そのまま測定を続けてください。
表示された数値が、タイヤの空気圧です。
ただし、バイクの機種によって、メーカーが推奨する空気圧の適正値は変わります。
スクーターならメットインスペースに、それ以外の機種はスイングアームの部分に、空気圧の適正値が表示されていますよ。
また、バイクが冷却されている状態で空気圧を測定しないと、正確な値を調べられないので注意しましょう。
タイヤの溝をセルフチェックしよう
タイヤの溝が減っていると、ちょっとしたことでパンクすることも……。
溝が浅い状態で走ると、走行時のグリップ力が弱まり、コントロール不可の状態になりかねません。
また、セルフメンテナンスをおこなわずにいると、タイヤがひび割れだらけということもありえますね。
だから、タイヤの空気圧を測定するときには、溝の深さとひび割れが起きていないか確認しましょう。
スリップサインが出ていたり、ヒビが見られたときには、早めにタイヤの交換が必要です。
タイヤはライダーの命を守る大切なパーツ
免許を取って愛車を購入したら、必ずタイヤのセルフ点検を実施することが必要不可欠です。
なぜなら、車のように体をガードするものがないバイクは、ちょっとした転倒が骨折につながったり、死亡事故になりかねないから……。
ケガなどを未然に予防するためにも、バイクに乗る前にはしっかりタイヤの状態を確認しましょう。